海外旅行中に財布が盗難に遭い、すってんてん(無一文)となってしまいました・・・
全く情けない話ですが、筆者の痛い体験が、もしかしたら将来あなたの役に立つこともあるかもしれないと思い、恥ずかしさをかなぐり捨てて今回学んだことをシェアします。
筆者の海外旅行先は、米国ロサンゼルス。(東南アジアの発展途上国ではありません!)
エンゼルスやドジャースの試合を観戦することが旅行の目的でした。
盗難に遭った財布の中に何が入っていたかというと・・・
- 現金
- クレジットカード
- 銀行のカード
- 運転免許証
- 保険証
- 結婚指輪
財布を盗難され、頭の中の大部分を占めたのは、手持ちの現金なしで帰国までどうしよう・・・ということです。
筆者が取った行動を振り返り、また将来の盗難防止策についても考えてみました。
ウエスタンユニオンという便利な送金サービスもご紹介しますよ!
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Contents
海外旅行で財布(現金)が盗難!まず警察に届け出て盗難証明書の発行を!
筆者が盗難被害に遭ったのは、ロサンゼルス国際空港(LAX)近くのガソリンスタンド。
レンタカーへの給油を終え、ほんの一瞬目を車から離れたスキに、車の中の財布がなくなっていることに気づきました。
筆者はこれまでの人生で盗難被害に遭った記憶がほとんどありません。
なので、最初は頭の中が真っ白に・・・(汗)
一番焦ったのは、財布の中に現金が全て入っており、文字通り無一文になったことです。
(幸い、パスポートや航空券、スマホ・レンタルしたカーナビは無事でしたが。)
筆者の頭の中は、帰国まで過ごすための手持ち現金を得ることで頭がいっぱいでした。
車の中を再度くまなく探しても財布が出てこないと観念した後、筆者は911(日本でいう110番)に電話しました。
そこから、地元警察につないでもらい、事情を説明したところ、現場に警察官が来てくれることになりました。
待つこと15分くらい。
やってきたのは、ガタイのいい白人とヒスパニック系の2人の警察官でした。
警察官からは、
- いつ
- どんな状況で
- 具体的に何が盗難にあったのか
とうことのヒアリングを受けました。
警察官は、ヒアリング内容を端末に入力し終えると、書面を発行してくれました。
これは、被害の証明書(盗難証明書?)に相当するもので、そこには、被害届の番号が記載されていました。
この番号こそが、とても重要な意味を持つものです。
というのも、この番号は、筆者が保険会社に保険金請求をした場合に、保険会社の査定が(裏を取るため)に照会するために使われるからです。
もし保険会社が地元警察にコンタクトを取った際に、地元警察でこの番号(被害報告)が確認できなければ、保険事故として扱われることはないのでしょう。
なので、盗難に限らず、海外旅行で何らかの被害に遭った場合は、必ず警察に届出ましょう。
なお、警察と一連のやり取り(被害報告や状況説明)は日本語ではなく、現地の言葉で行われます。
もしかしたら、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません・・・
でも、そんなときに心強いのは、ポケトークという小型の翻訳機です!
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携行品損害で現金は補償される?保険金請求の対象?
次に、国際電話で保険会社に電話をしました。
米国の西海岸(ロサンゼルス)の場合、日本との時差は16時間あります。
なので、電話をかけたときは、日本では時間土曜日の深夜。
保険証には24時間の電話受付を謳っていましたが、やっぱり不安でした。
何回かのコールの後、日本語のオペレーターが出てなんとなくホッとした記憶があります。
ただ、財布そのものは携行品として海外旅行保険の補償の対象になりえますが、現金は保険の対象にならないことが判明しました。。。
冷静になって考えてみると当然と言えば当然なのですが、この時は気が動転して「そんなこと言ったって、こっちはすってんてんで無一文なんだぞ~!」と言いたくなりました。(゜o゜;
余談ながら・・・
後で知ったのですが、一部の保険会社(エイチエス損保)の海外旅行保険では、現金を補償してくれるようです。
ただし、全額ではなく、限度額は3万円(免責5,000円)とのこと。
閑話休題
さて、オペレーターの方の助言では、「日本の領事館ならなんとかなるかも・・・・」ということでしたので、わらをも掴む思いで領事館に電話しました。
・・・しかし、ここでも現金の貸出は不可(T_T)
まぁ、こちらも冷静になるとそりゃそうです。
日本国民だとは言え、領事館の職員が気前よく現金をポンと貸してくれることはあり得ませんよね。
こちらは現金を全て失ってしまったので、「そうは言ってもなんとか・・・」という気持ちでいっぱいでしたが。。。
領事館職員の話では、筆者の状況を解決するのに、2つの方法を提示してくれました。
- ウエスタンユニオンというサービスを利用して日本から送金してもらう
- 現地の知り合いに助けを求める
無知な筆者に取って、ウエスタンユニオンというのは初めて聞く単語でした。
なんだか難しそうだし、差し迫った状況を改善するには時間がかかり過ぎると考えました。
それに現地時間は金曜日ですが、日本時間は土曜日の深夜です。
なんで、この方法はよく調べることなく即却下。
残った方法は、2の知人を頼ることです。
幸運なことに筆者の場合は、たまたま現地に知り合いがいたので、助けておらうことにしました。
その方の家に訪問し、帰国まで滞在させてもらうことができました。
筆者の場合は、本当にラッキーでした。
友人にはこのご恩をいつか絶対に返します!!
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ウエスタンユニオンによる海外送金と受け取り方法は?
筆者の場合は、たまたま友人に助けてもらいましたが、あの時もし現地で誰も頼る人がいない場合はどうしていたのでしょうか。
筆者の頭に引っかかっていたのは、領事館の職員から言われたウエスタンユニオンというサービスについてです。
そこで、ウエスタンユニオンのサービスを利用して、日本から国際送金してもらい現地(海外)で現金を受領する方法を調べてみました。
・・・凄く簡単に送金できて、いざというときに役立ちそうです。
覚えておいて損はないでしょう。
※ここでは、盗難に遭った被害者が現地の銀行で口座を持っていないことを前提とします。
日本の家族などから現地に送金してもらう方法は?
日本国内から送金ができるのは、以下の3つです。
- ウェスタンユニオンの取扱店から送金
- セブン銀行ATMやインターネット/モバイルバンキングから送金
- コンビニから送金
1.のウエスタンユニオンの取扱い店からは、1回につき100万円まで送金が可能とのこと。
手続手続が完了後、最短数分で現地で現金を受け取ることも可能なようなので、現金の盗難に遭って途方に暮れている人にとってはありがたいですね。
また、取扱店の中には、土日も営業している金券ショップの大黒屋もあります。
こちらもありがたい仕組みですね。
2.のセブン銀行やネットバンキング経由であれば、原則24時間の取り扱いが可能です。
ということは、日本時間の深夜でもあなたの信頼できる人が親切に対応してくれれば、比較的短時間で現地で現金を手にできそうです。
3.のコンビニからの送金を取り扱っているのは、ファミリーマート、サークルK、サンクスの各社です。
銀行口座も不要で、一回の送金につき、送金手数料も含めて30万円まで送ることができます。
ありがたいですね。
ただし、コンビニでの送金サービスの受付は365日ですが、受付時間は24時間ではありません。
送金手続きの可能時間は、9時から21時(但しシステム保守時間を除く)までなので、ちょっと注意が必要かも知れません。
現地での現金の受け取り方法は?
以下の手順でできます。
- 送金状況を確認する
- 最寄りのウエスタンユニオン取扱店に行く
- 現金を受け取る
1.送金状況を確認する
ウエスタンユニオン取扱店に来店する前に、着金していることを確認しましょう。
方法は以下の3つです。
- 送金人に確認
- オンラインで送金状況を確認
- ウエスタンユニオン・カスタマー・サービス・センターに問合せ
0034-800-400-733 (日本国内から)
+61-2-9226-9554 (海外から)
(受付時間: 月-日曜日10:00 – 19:00; 英語は24時間対応)
2.最寄りのウエスタンユニオン取扱店に行く
その際に以下の確認書類をお忘れなく。
- 送金人の氏名
- 送金国
- 送金金額
- 送金管理番号(MTCN)
- 本人確認書類
3.現金を受け取る
ウエスタンユニオン取扱店で上記が確認してもらえれば、現金と送金受取依頼書のお客様控えを受け取ることができます。
これで取引は完了です。
意外とシンプルですね。
盗難に遭って焦っているかと思いますが、落ち着いて行動しましょう。
詳細は、公式ページをご覧くださいね。
海外旅行での盗難防止対策は?
筆者は、海外旅行で財布の盗難に遭ってしまいました。
事件現場は、発展途上国ではなく先進国米国のロサンゼルスの日中です。
ここから、どんなに気をつけていても、もし本当に狙われたら完璧な盗難防止策というのはないのではないか、と思います。
大切なのは、万が一盗難被害に遭っても、損害を最小限に抑えることかなと感じます。
その具体的な方法は、
- 大金を持ち歩かない
- 現金を分散して持っておく
というものです。
筆者の失敗は、全ての現金を一つの財布に入れていたことです。
振り返ってみると、「もし、カバンやポケットに現金を分散して持っていたら・・・」と悔やまれます。
まとめ
海外旅行で財布(現金)を盗難に遭ってしまった筆者の情けない体験談をお届けしました。
海外旅行保険に入っていても、現金は補償されず請求できないのですね。
(一部で補償する保険会社もあるようですが)
また、実際に盗難被害に遭ったら、必ず現地の警察に被害を届出て、盗難の証明書を発行してもらいましょう。
もし、現地に頼る人がいない場合は、日本の家族などからウエストユニオンのサービスを利用して、現金を送金してもらいましょう。
筆者は、今回の件で初めて知りました。
防止策、というか被害を最小にする方法は、やはり現金は一つの財布で持つなということでしょうか。
分散して持っておけば、もし盗難に遭っても手持ち現金を全て失う可能性は低くなりますよね。
この記事をここまで読んだあなたは、実際に海外で盗難の被害に遭っている方なのかもしれませんね。
大丈夫です。なんとかなります。お気を確かに。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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