あなたはご存知ですか?
日本人として初めてメジャーリーグの審判が誕生する・・・かもしれないことを。(しかも近い将来)
当然のことながら、メジャーリーグで注目が集まるのは、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手などの選手達です。
ただ、試合の運営や選手を支える審判にも注目してみると、もっと面白い見方ができます!
今回は、メジャー初の日本人審判を目指す松田貴士さんに注目しました。
- 松田貴士さんの出身高校や大学はどこか
- 審判としてのはどんな経歴なのか
- 何がきっかけでメジャーの選手を目指すようになったのか
- 審判の年俸(年収)
といったことについてカバーします。
調べていくと、いろんなことがわかってきました。
例えば・・・
- あの有名なジャーナリストと同じ高校だったこと
- 同じ審判でも、メジャーとマイナーでは凄い給料(年俸)の格差があること
給料(年俸)については、具体的な数字も赤裸々に出ていましたので、あなたにだけシェアしますね。
お楽しみに。
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Contents
松田貴士のプロフィール(経歴)は?
まずは簡単に松田さんのプロフィールをまとめてみました。
- 名前:松田貴士(まつだ たかひと)
- 生年月日:1988年7月14日
- 出身地:愛媛県西予市
- 出身高校:(愛媛県立)八幡浜高校
- 出身大学:高知大学
根っからの四国の方なのですね。
高校時代はキャッチャー(捕手)として、また大学時代はピッチャー(投手)として活躍されていたようです。
出身高校のOBにはあの有名人も・・・
松田さんの出身高校の八幡浜高校について気になったので、ちょっと調べてみました。
この高校の正式名称は、八幡浜(やわたやま)高等学校なのですが、通称は「八高(はちこう)」とのこと。
愛媛県内で有数の進学校で偏差値も52-64と高かったです。
陸上部が有名のようですが、プロ野球選手も何名か輩出しています。
筆者も知っている有名な方でいうと、スポーツジャーナリストの二宮清純さんも八幡浜高校出身ということがわかりました。
松田貴士さんと二宮清純さんは接点があるのでしょうか。
年代は違いますが、出身高校と野球という共通項で、どこかで繋がりがあるのかもしれませんね。
メジャーリーグ(MLB)の審判を目指したきっかけは?
松田さんが「審判を志すしたきっかけ」は何でしょうか。
こんな記述がありました。
出発点(=きっかけ)は高知大野球部の時に参加した四国アイランドリーグplus(IL)の試合運営ボランティア。
「野球で食べていきたい」と審判員を志し、同リーグで大学4年時からジャッジを務めた。
大きかったのは神谷佳秀審判部部長(45)との出会い。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00000096-spnannex-base
野球で食べていく方法(職業)として、まず思いつくのは「プロ野球の選手」です。
ただ、これは多くの人が憧れ目指すところですが、現実は大変厳しい世界であることはあなたもご存知ですよね。
競争も激しいですし。
選手であれば、突然のケガで引退に追い込まれるリスクも常につきまといます。
恐らく、そういったことも考慮されて、松田さんは審判となることを選んだのかな、と筆者は想像しました。
相対的に息が長く野球に携われそうですし・・・
職業として野球の審判を早い段階で決断した松田さんの”目のつけどころ”はとてもいいな、と筆者は感じました。
ただ、”目のつけどころ”については、結構多くの人ができます。
筆者が松田さんについて最も凄いなと感じたところは、「目標達成のために行動し続けてきた」ことです。
多くの人は「夢」とか「目標」があっても、なんだかんだと理由をつけて、途中で挫折しちゃいますからね。
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松田貴士の審判としての経歴は?
審判としての経歴をまとめると以下の通りです。
- 四国アイランドリーグplus(IL)審判員(2010~)
- オーストラリアへの審判留学(ABL、ABF審判)
ABL:オーストラリアプロリーグ
ABF:オーストラリアアマチュアリーグ - MLBアンパイアキャンプ
- ジム・エバンス審判学校(マイナーリーグ一次試験合格)
- PBUC※キャンプ(二次試験合格)
※マイナーリーグ審判員統括組織 - ガルフコーストリーグ(ルーキー)
- アパラチアンリーグ(ショートA)
- サウスアトランティックリーグ(A)
- カリフォルニアリーグ(アドバンストA)
- イースタンリーグ(2A)
※四国イランドリーグの公式サイト(http://www.iblj.co.jp/news/4075/)を参照して筆者作成
あとは3A、そしてメジャーですね!
松田貴士がメジャー初の日本人審判となる可能性は?
松田貴士審判は、2016年6月にマイナーリーグ2Aの審判員に昇格しました。
日本人で3人目の快挙です。
ここから、松田さんはメジャーリーグの審判となれるでしょうか。
ニュースの記事からは、ここから更に厳しくなることがわかりました。
グラウンドで出した結果で評価されるのは選手と同じ。
関門を越えてステップアップしてきたが、ここからの道はさらに険しくなるという。
「2Aまでは審判スカウトが来ることを事前に教えてもらえるのですが、3Aは抜き打ちで見られます」。
だから、常日頃の安定感が大切になる。
出典:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/04/kiji/20180304s00001007088000c.html
でも、松田さんには、なんとか頑張ってもらいたいですよね。
先日ご紹介した、メジャーリーグのダイヤモンドバックスに採用された日本人初のトレーナー谷沢順子さんのように。
メジャーリーグ(MLB)審判の給料(年俸)は?
ところで、メジャーリーグの審判の給料っていくらくらいなんだろう、と疑問思いませんか。
メジャーリーグの選手だと、高額年俸で○○億円!みたいに話題になりますが、審判についてはよく知りませんよね。。
調べていくと、日本人で2011年まで3A審判を務めた平林岳氏ご本人のブログから、以下のことがわかりました。
以下は、平林岳氏のブログ記事のまとめです。
マイナーリーグ審判の給料水準は?
クラス | 月給 |
AAA | $2,600~3,500 |
AA | $2,300~2,700 |
Class A Full season | $2,000~2,400 |
Class A Short season | $1,900~2,100 |
参照:http://old-rookie.aspota.jp/2016/03/post_463.html
- 年俸ではなく、月給制
- 給料はシーズン中のみ
- この他に日当としてクラス別に約$25~40あり(シーズン中のみ)
- (平林氏の実感として)シーズン中は、AAAクラスになると何とか生活は可能
- ただ、シーズンオフになると、別の仕事をしなければならないのが現実
- マイナー審判で一番もらっている審判でさえ、審判員としての年収は、日本円で300万円ほど
・・・単なる夢や憧れだけでなれる仕事ではありません。
相当な覚悟がないと厳しい世界であることが垣間見えますね。
メジャーリーグ審判の年俸(給料)水準は?
マイナーリーグでの審判経験を経てメジャーリーグ(MLB)の審判ともなると、年俸で給料がもらえるようです。
- メジャー審判(レギュラー)の1年目の年棒は、約1,200万円
- 以後年々昇給
- 最高が4,500万ぐらいか
- さらに日当(宿泊代や食事だいにあてる手当)が1日につき、$470
(シーズン中の休み以外で) - リプレイの為にニューヨークに配属になると、(日当が)1日につき$658 と跳ね上がる
これだけみても、メジャーとマイナーとの待遇格差はかなりあることがわかります。
審判を志すとなれば、メジャーを目指さない手はありません。
まとめ
今回は、日本人初のメジャーリーグの審判を目指す松田貴士さんについて注目しました。
生まれ育った四国の地で「四国アイランドリーグplus」があったことで様々な縁が繋がり、メジャーの審判を目指すようになったことが、今回わかりました。
現在は2Aのイースタン・リーグでの審判を務めています。
この先は、3A→メジャーという階段です。
松田さんの目論見通りに、まずは2018年のシーズンで3Aに昇格してもらいたいですね。
メジャーリーグの楽しみ方として、審判やトレーナーそして通訳など、裏方で支えいる方々にも注目してみてはいかがでしょうか。
また違った楽しみ方ができると思いますよ。
選手を支える裏方のお仕事をしている日本人にはこんな方もいらっしゃいますよね。
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